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注文住宅は自由度が高く、その人に合わせた理想の住宅作成が可能です。
しかし詰込みすぎると予算オーバーしたり、使いづらい間取りになってしまいます。
今回は家族構成を考えた住みやすい間取りについて紹介します。
夫婦2人で住むのなら、お互いのプライベートを保ちつつ、それでいてお互いの存在を感じあえる適度な距離感を持った間取りがおすすめです。
たとえば中央に中庭があり、2階が吹き抜けになった間取りの場合、壁などで完全に空間が仕切られているわけではないので姿を見せなくても自然とお互いの気配を感じる事ができ、家事や仕事などで離れて行動していても何かあればすぐにコミュニケーションを取る事ができ、安心感を得られます。
夫婦2人に子供がいるなら、子供の成長に合わせて部屋替えがしやすい3LDKがおすすめです。
たとえば子供が小さい内は和室で布団を並べて家族一緒に寝て、小学校高学年頃になると2階の一室を子供部屋にして、和室は客間として部屋替えします。
また、兄弟が増えた場合、思春期を迎えたら子供部屋の真ん中に仕切りを置く事で空間をわけることができます。
子供が家を出た際には仕切りを外して、客間や物置として利用することもできます。
お風呂やトイレは最低限必要ですが、書斎はなくてもそれほど不便ではありません。
最重要視したいポイントを決め、優先順位をつけたら、その間取りは本当に不必要か譲歩できないかを見極めましょう。
生活導線は長くなると作業効率が悪くなり、交差しすぎると混みあってしまいます。
そのため、生活の様々なシーンを想像し、実際にその家でどんな生活をするのかを具体的にイメージする必要があります。
その上で生活導線の不具合はないか検討しましょう。
2階にトイレの下にリビングがあると、食事中に水の流れる音が聞こえる可能性があります。
実際住んでみないとわからないことが多いのですが、普段目に見えない熱や音、臭い、光、風の通り道などは生活する上で意外と気になってしまいます。
後々不満の種にならないよう普段目に見えないモノを考慮した間取りを検討しましょう。
家は一度購入すると、長く住み続けます。
そのため子供が独立した後も暮らしやすいよう、手すりやスロープを設置するなど老後の暮らしやすさを考えた間取りにしましょう。